研究試料をいれるのに使われる1.5/2/0.5/0.2mlチューブに、油性ペンでラベルするのだが、記入スペースは限られているので細字で書く必要がある。字が潰れて判別できないと研究に支障をきたす。太字だと正直、細かいことがかけず必要な情報が書ききらない。
ラベルは以下で、1と2は必須である。
日付 (e.g. 20xxyyzz)
human readable name (e.g. plasmids-Xgenes01)
sample ID (もしあれば記載)
1.5mlチューブの蓋に貼るシールだと、φ11mmくらいです。お薦めとしては、tough spotなど。この面積に記載しようとすると、細字でかけることが必要になり、なおかつ油性ペンであったほうが好ましい。
このような目的から、研究用ラベルのための油性ペンの細字ベンチマークを行い、下記の動画にその結果をまとめた。
参考になればさいわいです。
詳しくは、上記を参照していただければと思うが、試した油性ペンは以下。
```
なまえペン (PILOT)
マッキーケア超極細 (ZEBRA)
マッキー (ZEBRA)
TwinMarker (PILOT)
マイネーム (さくら)
マイネーム超極細01 (さくら)
Finepoint 0.1 (Tachikawa)
Finepoint 0.05 (Tachikawa)
```
プラスチックに直接書く場合、可視性からある程度の字の太さが必要になり、シールに書く場合は細く、解像度高く記載できることが望ましい。
コレまでは、pilotのなまえぺんを愛用していた。これは、何にでもかけるし、ある程度細くてとてもよい。ただディスコンになってしまったと連絡を受け、代替品を探すことになったというのが最初のきっかけであった。
以下が、簡単な結果であるが、代替品としては、
「マッキーケア超極細」の0.3mm側のペンがほぼ同等である。色も3色はあるのもよい。また0.7mm側のペンは、太すぎずチューブに直接ラベルを記載するのにちょうどよい。
また立川ピン製作所の「Finepoint system 0.1 or 0.05」は、驚異的な細さでありながら、しっかりと細字で記載できる。現在は黒色のみ。赤, 青, 緑が過去にはあったらしいが、復活してほしい。0.05-1mmまで幅広いペン先がある。
耐薬品性に関してだが、通常の水系だと、どの油性ペンも落ちたりはしない。80% EtOHだと、少し落ちる程度であるが、ゴシゴシ擦ると落ちてはしまう。
側面のラベルの場合、watson社の 「プロテクトシール」が便利。
白地+ポリプロピレンシールという構造になっている。
白地部分にペンで記載して、チューブ側面に貼り付けるが、ポリプロピレンシール部分がチューブに一周して貼り付けた際に白地部分をカバーするので、エタノール含めて字が消えることはない。
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