前提
分子生物学実験の基本操作は、
以下3つですけども、
1. 分注する
2. 混ぜる
3. 温度をかける
サンプルごとに適切な混合をするには、
適切な機械を選ぶと、安定したデータが得られる。
いくつかの機械を、メモしておく。
手順
0. voltex mixer
最も有名なmixerの一つ。mixerで混ぜることを ボルテックスかける と表現することもある。デフォルトだと、人間がチューブなどを持って支えて、触れている間チューブ内の溶液を混ぜることができる。角度や時間などは、個人の手技に任せられるので、導入するなら、adaptorをつかって、角度指定し、時間設定ができるタイプがよい。
voltexが悪いわけじゃないのだが、角度・時間設定をしないことが多く、安定しない理由になることを、周囲でよく目にしたので、注意している。
1. taitec se-08
https://taitec.net/product/se-08/
TUBEを斜めに固定して、垂直より効率的にmix。Se-04はもっと安価。お手軽。時間指定、角度固定できる。
2. インテリミキサーRM-2M
https://j-toho-kk.co.jp/product_categories/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%82%AD%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%80%80rm-2m/
https://www.youtube.com/watch?v=PUOIiTo2NF0
ほとんどtubeで混ぜる手技がほぼ可能で、多検体可能。
乾燥品のprimerを溶解する際には、これがベスト。以下操作で、少ないボリュームでもロスなく安定して混ぜられる。mode b1, rpm 99がおすすめ。
https://photos.app.goo.gl/JJ6YHFrottQekszv6
3. Mixmate (高級機種はThermomixer)
https://online-shop.eppendorf.jp/JP-ja/Temperature-Control-and-Mixing-44518/Instruments-44519/MixMate-PF-9072.html
水平方向への回転で、Z軸のブレがないので液はねが、ほとんど無い。水平方向への回転の安定はこれが一番。液はねを嫌がるアプリケーションやプレート系のmixはこれがよい。
注意点
mixerは、角度(定位置・もしくは任意に固定できる)と時間、またプログラムできるものがお奨めです。できない場合は、adaptorをつかうなどして、上記を指定すると、検体間の溶解条件を均一にできるかもしれません。
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